第1~30話

恋のスケッチ~応答せよ1988~ あらすじ

第1話

ソウルオリンピックが開かれた1988年、双門洞のポンファン堂横町には5組の家族が暮らしていた。そこで育った幼なじみ、ドクソン、ジョンファン、ソヌ、テク、ドンリョンの5人は18歳という多感な時期を迎えていた。


第2話

ポンファン堂横町に今日も3人の女房連中のおしゃべりが路地に響く中、オリンピック開幕の3日前、ドクソンは先導役として取材を受けることになる。ところが、インタビュアーから先導するはずだった国のマダガスカルがオリンピック不参加を表明したことを聞かされ、ドクソンはショックを隠しきれなかった。


第3話

田舎からドクソンの大好きな祖母がやってきた。来訪に心を弾ませるも束の間、とんぼ返りの祖母にがっかりするドクソン。同じ日、横町の5家族がキム家に集まり、天才棋士テクの優勝パーティーをすることに。子供たちはジョンファンの部屋でテクの誕生日の計画を立てる中、ドクソンはこっそりとある作戦を実行する。


第4話

ドクソンは祖母の訃報を聞き、ボラに連れられて祖母の葬儀へ急いで向かう。母を亡くしたはずの父ドンイルが、明るく笑顔で弔問客に挨拶をしている姿にドクソンは納得がいかなかった。一方、ドンリョンの誘いでジョンファンとソヌは軍人になりすましセクシー映画を見に行くが、映画館でドンリョンの父に見つかってしまう。


第5話

学校の友人のひと言で、幼なじみの1人であるソヌを意識し始めるドクソン。ソヌが玄関の外から自分を呼ぶ声にもついときめいてしまう。そんな中、双門高校と双門女子高の修学旅行が近づき、ドクソンは隠し芸大会に出ることを決意。一生懸命ダンスを練習するが、いっこうに上達せず、ジョンファンにバカにされる。


第6話

隠し芸大会に一緒に出る友人がケガをして出場が危ぶまれるドクソン。しかしジョンファンから預けられていた酒をおとりに、ソヌとドンリョンも呼び出しドクソンのチームの替わりに大会へ出場してもらうことに成功する。優勝賞品のカセットプレーヤーがどうしても欲しいドクソンは、3人のダンスにすべてをかけることに…。


第7話

高2の秋、ドクソンは大学に入ることを家族の前で宣言。ソヌ、ジョンファン、ドンリョンともに受験モードに突入する。ジョンファンはドクソンに好意を寄せるが、面と向かって話すと、いつもつい憎まれ口をたたいてしまう。当のドクソンはソヌのことを思うあまり、そんなジョンファンの気持ちに気づかなかった。


第8話

テクは囲碁の対局で格下の相手に惨敗してしまう。テクを気遣ってそっとしておこうとする横町の大人たちだったが、テクは立ち直るどころかますます落ち込むのだった。ある朝、通学バスに一緒に乗ったドクソンとジョンファン。大混雑する車内で、ジョンファンは身を挺してドクソンを守ろうとするのだった。


第9話

ある日、ジョンファンの家では母ミランが2日ほど家を留守にすることとなり、残された3人の男たちはここぞとばかりに家中を散らかし自由を満喫する。一方、ドクソンの家ではボラを除いた4人が食卓を囲んでいると、テレビのニュースからボラが学生運動に参加している姿が映し出され、一家は大騒ぎとなる。


第10話

ミランが今から帰って来ると連絡が入ると、ジョンファンたちは慌てて家中を片付け始める。自分が留守でも主人と子供たちが何不自由なく生活していたことがわかったミランは、落ち込んでしまう。ある日、ソヌの部屋を訪れたジョンファンは、机の上にドクソンの辞書を見つけ、ソヌの行動を怪しく思い始める。


第11話

クリスマスを前に、ドクソンはひそかにソヌから告白されることを期待する。その頃テクは、国の期待を一気に背負い、唯一の韓国代表として上海で行われる世界囲碁選手権に参加していた。そんな中、ドクソンとジョンファンたちはテクの部屋に集まり人気ラジオ番組を聞いていると、ジョンボンの投稿が採用され大喜びする。


第12話

ドクソンもラジオ番組にはがきを出してみることに。そのはがきを偶然目にしたジョンファンが、ドクソンとソヌが両思いであると察してしまう。勝利を掲げ帰国したテクの部屋に集まるドクソンたち。するとソヌが「2年間好きな人に告白できていない」とみんなに告げる。ドクソンは初雪の日に告白することをソヌに勧める。


第13話

初雪の日、ソヌが訪ねてきて期待を膨らますドクソンだったが、ソヌの思いを知ったドクソンは傷つき、号泣する。クリスマスまで1週間という日、ジョンボンがみんなを集めて“贈り物ごっこ”をしようと提案する。パートナーがテクだと察したドクソンは、遠征先から電話をしてきたテクにピンクの手袋をねだるのだが…。


第14話

クリスマスプレゼントに雪だるまが欲しいと言ったチンジュのために、横町の大人たちはある計画を立てる。そんなある日、ムソンは天才棋士の父としてマスコミの取材にうまく答えられず、自分のふがいなさに苦しんでいた。後日、その取材を記録したビデオを手渡されたテクは、映像の中の父の言葉を聞いて涙を流す。


第15話

暮れも押し詰まったある日、ジョンボンは心臓の手術を控え不安でたまらない。そんなジョンボンを前に、ミランをはじめキム家一同は気丈にふるまおうとする。ソヌはドクソンの姉ボラに一度は振られたものの、思いをますます募らせていた。その頃、ボラは恋人が酔った勢いで過ちを犯したことを知り、別れを決意する。


第16話

ドクソンの弟ノウルは、恋人に別れを切り出そうとするが伝えられなかった。そこへ恋人の悪友たちが現れ、からまれてピンチに。偶然出くわしたドクソンは、ノウルを助けようと乱闘騒ぎを起こし警察へ補導されてしまう。一方、浮気をした恋人からひどい言葉を浴びせられ悲しむボラに、ソヌはそっと寄り添い慰める。


第17話

コンサートに2人で行くことになったドクソンとジョンファン。ジョンファンは内心うれしくてしかたないが、ついドクソンに冷たく接してしまう。ある日、ソヌの家に1通の通知が届き、ソニョンはやむを得ず引っ越しを決意する。一方、晩酌を誘いにムソンを訪ねたドンイルだったが、店内でムソンが倒れているのを発見する。


第18話

ムソンに代わり、テクに付き添って中国に行ったドクソンは、テクの面倒を見るどころか自分の食欲を満たすことに必死で周囲をあきれさせていた。テクが勝利をおさめ韓国へ帰国する日、ドクソンの陰の努力が明らかになり同伴した新聞記者たちを驚かせる。記念にホテルのロビーでドクソンとテクは写真を撮ってもらうのだが…。


第19話

待ちに待ったイ・ソニのコンサートの日。ソヌは高鳴る胸を落ち着かせながらボラを待つ。一方、図書館にいるボラはコンサートが気になり勉強が手につかない。同じ時、ジョンファンの好意を親友に指摘されていたが半信半疑だったドクソンは、親友の確信に満ちた言葉もあり、その夜ジョンファンの部屋へ行き気持ちを確認する。


第20話

ボラの運転する車で家出をしたドンリョンをみんなで迎えに行くが、帰りは乗員オーバーとなりテクとドクソンは置いていかれてしまう。残された2人だったが、海辺で楽しく遊び時間を過ごす。無事に帰宅してテクの部屋で再び集まった5人だったが、ドクソンが席を外した時に、テクはドクソンが好きだとみんなに告白する。


第21話

ミラン、イルファ、ソニョンの3人は春から高3になる子供たちの将来を心配して、占い師を訪ねる。イルファは、占い師の助言に従い、ドクソンをスヨンと呼ぶよう横町の人々に頼んで回る。スヨンという名前で呼ばれることがまんざらでもないドクソンは、ジョンファンの気持ちを確信し、2人の仲を少しずつ縮めようとする。


第22話

テクの恋心を知ったジョンファンは、ついドクソンを避けてしまう。そんな中、ドクソンの家を修繕するため一家がジョンファンの家に居候をすることになる。ジョンファンの部屋を使いベッドで眠れることに大喜びするドクソン。その夜、トイレに目を覚ましたジョンファンが部屋に戻ると、隣にドクソンが眠っていた。


第23話

ボラとソヌは、横町の人々に分からないように秘密に交際を続け、順調に愛をはぐくんでいた。雪が降る夜、こっそり抜け出し2人で会っていたボラとソヌだったが、偶然テクに見られてしまう。双門女子校のドクソンの友人が露出魔を見たと言い、出現場所は今度5人で行く約束をしているレストランが入っているビルだった。


第24話

ソニョンは勉強で毎日帰りの遅いソヌの目を盗んで、銭湯での仕事を再開することに。ある日、体調を崩し早退したソヌだったが、いつもとは違うソニョン、チンジュ、ムソンの姿を目撃してしまう。


第25話

イルファは初めての健康診断で、胸にしこりが発見され再検査をすることになり、ドンイルは不安がるイルファを明るく励ます。ソンギュンは、壊れた物を修理することで夫の威厳を示そうとするが、ことごとく失敗。一方、テクの父 ムソンは、近所に泥棒が入ってもまったく動じず、横町の人たちに感心されるのだが…。


第26話

大会に出場するため日本へ向かったテク。その日の夜、日本行きの飛行機が事故を起こしたとのニュースがテレビで流れ、食卓を囲んでいた横町の人々やムソンとソヌ一家は息を飲む。ムソンはテクの無事を確認するため、テクから教えてもらったホテルの連絡先のメモを見つけるが、水滴で文字がにじみ読むことが出来ない。


第27話

1989年3月、いよいよドクソンらは受験生としてスタートを切る。ソヌは働きに出るという母をすんなり許すが、そんなことよりも、母ソニョンに寄り添うムソンの存在を受け止められないでいた。一方ボラは、借金を完済した父ドンイルから、兼ねてからの夢だった司法試験の準備をするよう勧められる。


第28話

ジョンファンにプレゼントしたシャツをジョンボンが着て出かけていく姿を見たドクソンはショックを受け、門を飛び出していく。ジョンファンへの淡い恋心を打ち砕かれたドクソンはテクの部屋を訪れ、多くのファンレターを目にする。囲碁以外に興味のないテクが羨ましいと言うドクソンに、テクは好きな人がいると告白する。


第29話

双門女子校では、高3の進路相談が始まり、ドクソンもイルファとともに三者面談に臨む。先生から、このままではドクソンの大学進学は難しいと宣告され、イルファは激しく落胆する。肩を落としながら帰宅するドクソンを見かけたジョンファンが声をかけようとしたその時、テクがドクソンの目の前に現れる。


第30話

最近バイクに夢中になっているドンリョンが、事故を起こし警察にいると連絡を受け取ったソヌたち。テクの部屋に集まり、心配をかけたドンリョンをみんなで叱咤する。ドンリョンに誘われみんなの前で踊りを披露するドクソンだったが、その姿を愛おしそうに見つめるジョンファンの姿をテクは目にしてしまう。


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