オクニョ 運命の女 第26〜51話(最終話)

オクニョ 運命の女  あらすじ

第26話

ユン・テウォンは、父ユン・ウォニョンに連れられ文定大妃(ムンジョンテビ)に謁見する。ユン・テウォンは大妃から寺の莫大(ばくだい)な改修費を調達するよう命じられ、ある策を講じる。そのころ、都の役所に登用され、無事に都に戻れることになったオクニョは、ひそかに商団を始める準備にかかる。オクニョが生きていると聞いたユン・テウォンは急ぎ会いに行くが…。


第27話

ソン・ジホンとともに密かに商団を始めたオクニョは、ユン・テウォンが役人の登用試験に使う紙の独占販売で儲(もう)けようと、ミン・ドンジュとコン・ジェミョンの商団に紙の買い占めを命じたことを知る。そんな中、オクニョは体探人(チェタミン)の上官だったカン・ソノと再会。東宮(とうぐう)殿の女官に会わされ、亡き母が彼女の元親友で行方不明になった女官カビであろうことを聞かされる。


第28話

オクニョは自らの商団を大きくするため、数ある小さな商団と手を組む計画を着々と進めていた。そんな中、チョン・ナンジョンの手下が密かに水源を汚染し、家畜を害する工作を仕掛ける。まもなく疫病が流行しているとの知らせが明宗(ミョンジョン)のもとに届く。オクニョは明宗と会い、チョン・ナンジョンの関与が疑われるので、真相を探って報告することを約束。その帰り道、オクニョはユン・テウォンから話がしたいと言われるが・・・。


第29話

オクニョは話をしたいというユン・テウォンを拒否。権力を振りかざす行動はチョン・ナンジョンと同じだと告げる。ユン・テウォンは文定大妃(ムンジョンテビ)に呼ばれ、都の疫病騒動は自分とチョン・ナンジョンが仕組んだ計画だと知らされる。その後、大妃は疫病が広がった際には、王は謹慎し、祭儀を行う習わしだと明宗(ミョンジョン)に伝える。そのころ、オクニョは何者かに連れ去られて監禁されてしまう。


第30話

チョン・ナンジョンは捕らえたオクニョを殺すよう手下に命じる。チョンドンは、オクニョを殺すという会話を耳にして、助けを求めにソン・ジホンのもとへ行くが・・・。ソン・ジホンは、チョン・ナンジョンの仕入れた薬材を奪うために出払っていた。一方、オクニョの亡くなった母の親友だったという女官が、ある事実を握っていることがわかる。


第31話

疫病を偽装した罪で捕らえられたチョン・ナンジョン。そのころ、オクニョは王の密使〔=明宗(ミョンジョン)〕に会い、母カビが東宮(とうぐう)殿の元女官で、ユン・ウォニョンの刺客によって殺されたことを打ち明ける。その後、養父チ・チョンドクの元に帰ったオクニョは、母の遺品は指輪以外に高価な髪飾りがあり、チョン・ナンジョンの手に渡った後に役人が持ち主を探していたことを聞く。


第32話

オクニョは明宗(ミョンジョン)から、チョン・ナンジョンが政治上の取り引きで放免になったと聞き、ユン・ウォニョンとチョン・ナンジョンがいかに強敵かを思い知る。オクニョは母が東宮殿の女官で、一緒に仕えていた女官全員が謎の死を遂げていることを明宗に話す。宮廷に戻った明宗は、お付きの女官、ハン尚宮(サングン)を呼び、東宮殿の女官たちが死んだ理由を知っているか尋ねる。


第33話

オクニョは、なぜ話をしてくれないのかと問うユン・テウォンに、母を殺したのが彼の父ユン・ウォニョンだからだと告げる。ユン・テウォンは妓楼で酒を飲んでいた明宗(ミョンジョン)に会う。文定大妃(ムンジョンテビ)が明宗を尾行させていることを話し、オクニョが危険なので彼女と会うのは控えてくれと頼む。酒に酔った明宗は大妃に会い、先王の毒殺を企てたことや、女官たちを殺したことを責める。


第34話

オクニョは王の密使[=明宗(ミョンジョン)]から、見張られているため今後は密会の方法を変えることを告げられる。オクニョは母がユン・ウォニョンに殺された理由はわかったかと聞くが、明宗はまだ手がかりがないとウソをつく。カン・ソノはオクニョの母のことを調べ、亡くなる前にあることを言い残していたと聞く。一方、髪飾りが典獄署(チョノクソ)にあったと知った文定大妃(ムンジョンテビ)は、オクニョを呼び出す。


第35話

オクニョの養父チ・チョンドクが殺人の濡(ぬ)れ衣を着せられ捕らえられる。オクニョが殺された人物を調べると、その人物がチョン・ナンジョンの金を管理していたことが判明。チ・チョンドクは不利な状況に追い込まれ自白を迫られる。文定大妃(ムンジョンテビ)から髪飾りのことを聞かれたオクニョは、誰の物かは分からないと嘘をつくが・・・。ソン・ジホンは大妃の一派の力を弱めるため、明宗(ミョンジョン)にある提案をする。


第36話

オクニョは養父チ・チョンドクの無実を証明するため、自ら罪人の弁護を行う外知部(ウェジブ)になろうと決める。外知部は十数年前に都から追われ、今ではみかけなくなっていた。同じころ、ユン・テウォンもチ・チョンドクのため、残っている外知部がいないか捜していた。一方、明宗(ミョンジョン)の昭格署(ソギョクソ)廃止の命令に、文定大妃(ムンジョンテビ)とユン・ウォニョンたちが猛反対する。


第37話

養父を救うためのオクニョの弁護で、被害者の再検視が決まる。オクニョの活躍を見たユン・テウォンは、外知部(ウェジブ)を育てることを決意。再検視の結果、被害者の死因が毒殺であることが判明する。そんなとき、チョン・ナンジョンは明宗(ミョンジョン)とオクニョが密かに会っていたことを知らされる。オクニョは大妃の使いから、大妃が呼んでいるとしてある屋敷に連れていかれる。


第38話

大妃の使いに呼ばれたオクニョを待っていたのは、大妃ではなく、ユン・ウォニョンとチョン・ナンジョンだった。明宗(ミョンジョン)がオクニョに会っていると知ったユン・ウォニョンは、2人の密会を利用しようとたくらんでいた。一方、ユン・テウォンは父ユン・ウォニョンからオクニョとどのような関係かを問われ、心を寄せていることを認める。


第39話

明宗(ミョンジョン)は、密使を装ってオクニョを呼び出す。王宮殿の女官になる気はないかと尋ね、王の側室になれるかもしれないと告げる。だがオクニョは、そのつもりはないと断りあることを打ち明ける。一方、オクニョの邪魔に我慢できなくなったチョン・ナンジョンは、夫ユン・ウォニョンに内密でひそかに元体探人(チェタミン)を雇いオクニョの殺害を依頼する。


第40話

刺客に襲われ意識不明の重体のオクニョ。明宗(ミョンジョン)はオクニョを見舞おうとするが・・・。ユン・テウォンの献身的な看病のおかげでオクニョは意識を取り戻す。そんなある日、カン・ソノはオクニョに、彼女の母カビを知る元護衛官が危篤で会いたがっていることを伝える。オクニョがすぐに彼のもとを訪れると、「王女様」と呼ばれ、自分が何者かを知らされて驚く。


第41話

オクニョは自分が王女であることを知るが、文定大妃(ムンジョンテビ)らに対抗する力をつけるまでは、身分を隠しておくことにする。オクニョはチョン・ナンジョンに会いに行き、まだ生きていることを知らしめると、かつて彼女の運勢を占った際に明かさなかったことがあると教える。一方、ユン・テウォンはオクニョから命を救ってくれた礼を言われ・・・。


第42話

オクニョは、密使だと思っていた人物が王、明宗(ミョンジョン)であることを知る。力になってくれていた明宗が兄だったと知り喜ぶが、彼を守るために自分が王女であることは伏せておくことにする。そのころ、ユン・ウォニョンは明(みん)の使者に出兵をちらつかせて明宗を脅すよう依頼。明宗に謁見した明の使者は、王がイ・ジョンミョンをかばい続ければ、明の皇帝に出兵を請うと迫る。


第43話

オクニョは、文定大妃(ムンジョンテビ)に呼び出され、1人で大妃のもとへ向かう。その知らせを聞いたカン・ソノは、万が一に備えて配下の者を集めるように指示。そこにやってきたソン・ジホンが、カン・ソノがオクニョのことを「王女様」と呼んでいるのを耳にする。オクニョが王女とは知らない明宗(ミョンジョン)は、彼女を守るためにもやはり側室として迎えたいと考える。返事を求められたオクニョは・・・。


第44話

心臓の持病が悪化して倒れた王、明宗(ミョンジョン)のもとに駆けつけた文定大妃(ムンジョンテビ)は、3日のうちに意識が戻らねば危険だと主治医から告げられる。明宗には子どもがいないため、ユン・ウォニョンは自分たちに都合のよい王位継承者を決めておこうと動きだす。一方、明宗が危篤だと知ったオクニョはひそかに彼に会いに行く。だがそのとき、大妃が明宗の寝所へ向かっていた。


第45話

明宗(ミョンジョン)は意識を取り戻すが、文定大妃(ムンジョンテビ)が来たため、オクニョは奥に身を隠す。大妃は、意識の戻っていないふりをしている明宗に語りかける。かつて先王の毒殺を企て、東宮(とうぐう)殿の女官たちを殺したことを認め、すべて明宗のためであり、今後も明宗を邪魔する者は殺すと言う。一方、裁きを侮辱した罪で牢に入れられたユン・テウォンは、典獄署(チョノクソ)に収監される。


第46話

明宗(ミョンジョン)からオクニョを守るよう命じられたユン・テウォンは、オクニョに「男としてお前を守りたい」と告白。オクニョも彼と手を携えたいと答え、2人は思いを通わせる。ユン・テウォンはオクニョを守る手助けとして明宗からの勧めでカン・ソノに会い、彼が王命により私兵を集めて訓練していることを知る。一方、明宗はソン・ジホンらに世継ぎにふさわしい者を探すようひそかに命じる。


第47話

オクニョが王女だと知ったユン・テウォン。オクニョは彼にこれまでと同様に接してほしいと頼む。オクニョたちは、さらわれたイ・ミョンホンの居場所を探し当て助けに行くが、すでに姿はなく、残されていた養父チ・チョンドクを見つける。明宗(ミョンジョン)は、大尹派を陥れるためにユン・ウォニョンが明の使者と取り引きしていたことを突き止め、ユン・ウォニョンの一派を厳しく追及することを決意。


第48話

明宗(ミョンジョン)はユン・テウォンを訪ね、先王の毒殺計画事件にまつわる経緯を話し、ユン・ウォニョンの一派を断罪する決意を告げる。一方、ユン・ウォニョンは手下からの報告でオクニョが王女だと知り、そのことを大妃に伝える。大妃はオクニョを呼び出して拘束。大妃は捕らえたオクニョのところに行き、これまで自分をだましていたことへの怒りをぶつけ、「生かしてはおけぬ」と口にする。


第49話

文定大妃(ムンジョンテビ)に拘束されたオクニョ。明宗(ミョンジョン)は、オクニョを助けたければ、ユン・ウォニョンとチョン・ナンジョンを釈放するよう大妃から交換条件を突きつけられ悩んでいた。オクニョが自分と引き換えに、ユン・ウォニョンたちが釈放されることなど望むわけがない。明宗とユン・テウォンたちは兵を使い、必死にオクニョの行方を捜すが見つからず、ついにユン・テウォンは明宗にあることを告げる。


第50話

明宗(ミョンジョン)に譲位を宣言され、ショックで倒れた文定大妃(ムンジョンテビ)。やがて危篤状態になり、知らせを受けた明宗が駆けつける。兵に追われ隠れ家に逃げ込んだオクニョとユン・テウォン。大妃の策略により、逆賊に仕立て上げられていると知る。その間も、明宗やオクニョの仲間たちは次々と捕まり、ソン・ジホンたちは拷問を受け、謀反の企てを自白するよう迫られていた。


最終話

オクニョとユン・テウォンは王、明宗(ミョンジョン)とともに朝廷にはびこるユン・ウォニョン派の一掃を開始し、次々と敵を捕まえる。2人はユン・ウォニョンの屋敷を襲撃し、ユン・ウォニョンとチョン・ナンジョンを捜す。オクニョたちの反撃で窮地に陥ったユン・ウォニョンとチョン・ナンジョンは、地方の仲間に連絡し挙兵を計画するが…。


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